へっぽこガブリにっき 1
あらすじ
俺はガブリアス。これまでの苦労の甲斐あって、俺は遂にゼロの島の南部にある不思議のダンジョンを踏破したのだ!
宝箱を持ち、ワープ装置に乗った。
ところが、ワープで行き着いた先はなぜかトレジャータウンの海岸。
何が起きたというのだろうか。
難関ダンジョンの踏破の後ということで、俺はちょっとイライラしていた。
ストレス発散のために海岸の洞窟に入ってゆく。洞窟に入ってすぐ、目の前にサニーゴがいた。
いつもの俺なら簡単に倒してしまう。しかし、この時は違った。
攻撃を仕掛けた。確かに当たった感触があったのだが、サニーゴは痛くも何ともない様子だった。
俺の得意技であった「きりさく」も、この時はわざの出し方すら忘れてしまっていた。
なんとかサニーゴを倒し、しばらくは他のポケモンを避けて移動していたが、
地下3Fのカブトに「ひっかく」された痛みに耐えきれず、俺は力尽きた。
気がついたときには、トレジャータウンにいた。所持品は無事のように思えた。
しかし、桃色グミだけがなかった。倒されたときに盗まれてしまったのだ。
もちろん、そのときの俺では取り返すなんてことは、到底無理である。
俺はレベル1に弱体化していたのだ。
しばらくして、チーム「ナナしま」が俺の桃色グミを取り返してきたようだ。
受け取るために、ギルドの地下1Fで待ち合わせをすることになっていたのだが、
なんとそこに現れたのはナエトルとミズゴロウだった。
俺はあいつらより弱いというのか。しかし、俺はあいつらから何かを感じた。
あいつらは弱体化してしまった窮地の俺に対する助け船であると。
こうして俺は、チーム「ナナしま」の一員となった。
俺本来の力を取り戻したいが、今の俺だと到底無理だ。
でも俺は決めた。いずれは先輩たちより強くなりたい。
しばらくは先輩たちにナイショで特訓しようかと思う。
海岸の洞窟(探検1回目)
なかなか敵に出会いませんでした。俺、鍛えるために来たのに・・・。